法と正義のイコノロジー／森征一／岩谷十郎／Keio UP選書／1997年

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商品の説明

【状態】
カバー上部・カバー裏にややイタミ、小口・天・地にややヨゴレあります。本文ページはきれいです。

【ひとこと紹介】
「法」と「正義」の概念が、絵画や象徴、イメージのなかにどのようにあらわれてきたかを読み解いた本です。７つの章と７つのコラムを、計１０人の著者が書いています。法や正義に興味ある人も、美術が好きな人も、どちらも楽しめる本だと思います。

【書誌情報】
書名：法と正義のイコノロジー
著者：森征一（編）、岩谷十郎（編）
シリーズ名：Keio UP選書
出版社：慶應義塾大学出版会
出版年月：1997年5月（本品は2008年の第５刷）
定価：2,＋税

【内容】
一見われわれの日常と関わりが薄く、近寄り難いイメージの「法と正義」。しかし、素晴らしい絵画を通してアプローチすれば、愉しく、身近なものになってくる。聖母のような正義の女神はなぜ目隠しをしたのか、ゴヤ、クリムトが時代の中で考えた正義とは。バリ島のビーマの大冒険譚。江戸庶民が鯰に託した正義の意味。最高裁に象徴される現代日本人の法意識…。本書は、古今東西の豊富な絵画を用い、法と正義の概念をイコノロジー（図像解釈学）の手法で平易に説いた、斬新な法文化論である。

【目次】
中世イタリア都市社会における「正義」のイメージ / 森征一
目隠しされた正義の女神 / 村上裕
正義の女神マート / 片山直也
ゴヤの正義 / 西川理恵子
絶対的正義と相対的正義 / 西川理恵子
したたかなエディプスの反逆 : グスタフ・クリムトの『法学』 / 國分典子
孔子 / 岩谷十郎
古代中国では何によって法を象徴したか / 桐本東太
クルタ・ゴサ旧裁判所天井画 : ビーマ・スワルガにみるバリの正義観と救済思想 / 太田達也
ヴァルナ神と縄索 / 太田達也
幕末維新期の錦絵 : 描かれた「法」と「正義」 / 日朝秀宜
蟻の像 / 北居功
法的象徴空間としての最高裁判所 / 岩谷十郎
慶応義塾創立五十年記念図書館ステンドグラス / 日朝秀宜

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